前回、アメリカ赴任後1年が経過したところで、漸くチェースのクレジットカードを作ることができ、陸マイラーとして一つの節目を迎えたクレジットカード探訪記。
➡ 苦節半年でチェースのクレジットカード審査に合格!一年ルールは存在すると確信した話。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
早いもので、あれから90日以上が経過し、「よし、90日経ったし新しいカードを作ってやろう!」と思い立ったのでございます。
妻からは、「管理しきれてないみたいだし、いい加減クレジットカードを作るのやめればいいのに…」なんて愚痴を零されていますが、自分の為・家族の為に日夜お金のことを考えているので、心を無にして作りたいカードを探しました。
そこで今回目をつけたのが、タイトルにあるChase Ink Business Unlimitedというカードです。
「鴨がネギを背負っている」と呼ぶにふさわしいコスパ最強カードだと判明したので、今回はメリットやデメリット、作り方に関して触れていきたいと思います。
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- 申請時の筆者のステータスについて
- Chase Ink Business Unlimitedの詳細
- Chase Ink Business Unlimitedを選んだ理由
- Chase Ink Business Unlimitedのデメリットは?
- まとめ
申請時の筆者のステータスについて
まず、今回の申請にあたって以下の条件で臨みました。
- 申請時期 :渡航後16カ月目の初旬頃
- 保有カード:①ANAカードUSA(渡航前に申請したもの)
:②AMEX Blue Cash Preferred(渡航後6ヵ月目に作成)
:③AMEX Blue Business Plus(渡航後9ヵ月目に作成)
:④AMEX Blue Business Cash(渡航後12ヵ月目に作成)
:⑤CHASE Sapphire Preferred(渡航後12ヵ月目に作成)
- FICOスコア:757点
上記の通り、既に5枚以上持ってますが、今までに作ったカードの一部はBusiness Cardということもあり、Chaseの5/24ルールには抵触していません。
Chase Ink Business Unlimitedの詳細
こちらのカードは、名前に「ビジネス」とついている通り、個人事業主を含めた小規模法人向けのビジネスカードとなっています。
しかし、アメリカのビジネスカードの多くは個人であっても申込みが可能であることから、ほぼ通常の消費者向けカードと言っても過言ではありません。
【名称】チェースインクビジネスアンリミテッド
【年会費】永年無料
【還元率】常時1.5%還元
【還元方法】月々の請求に自動充当
【年率】初年度優遇レート0.00%
なんと年会費が永年無料($0)にもかかわらず、還元率が無制限に1.5%という驚愕の高スペックを誇っています。
Chase Ink Business Unlimitedを選んだ理由
今回このカードを作ろうと思った理由を包み隠さず述べていきたいと思いまが、大きな理由は以下の通りとなります。
- 年会費が無料であること
- 今なら入会&利用で750ドルが貰えること
上記の2つの理由が今回最も心を惹かれた点であり、それぞれのメリットに関して以下で更に詳しく解説していきたいと思います。
①年会費が無料であること
こちらに関しては以前から何度も繰り返し述べていますが、年会費無料を超えるメリットは存在しません。
なぜならば、リボ払いや分割払いをしない限り、ほぼ確実に損をすることがないからです。
例えば、年会費が95ドルのカードを作成した場合、入会ボーナスやカード利用によるキャッシュバック等で元が取れるかどうかが大きな争点となってくるでしょう。
もちろん、年会費が発生するカードのほうが入会特典が手厚い場合が多いため、一時的に大きなメリットを享受することができると思います。
しかし、アメリカでは更新前に解約を繰り返す(入会特典の貰い逃げ)を厳しく監視しており、当該銀行のカードが金輪際作れなくなるといった罰則にも注意を払う必要があります。
そうすると、解約のタイミングを失った複数のカードの年会費が「維持費」としてのしかかってきますので、普通に損をしてしまうことになります。
また、入会ボーナスを除けば、年会費が高いカードは還元率が高い場合が多く、たくさん使うことによって結果的に年会費を上回るメリットを享受することができる設計になっています。
高額な年会費が発生するカードを複数枚持っていても、年間の家計の支出はある程度決まっているので、使い倒せないカードは利益に貢献することはないでしょう。
しかし、年会費が無料であれば、使わなくなっても焦って解約する必要はありませんし、黙って寝かせておいても損をするということもないという訳です。
②入会&利用で750ドルが貰えること
年会費が無料であるにも関わらず、入会ボーナスで$750がキャッシュバックされるという驚異的なキャンペーンが実施されているのも大きな魅力です。
キャンペーンの条件は至ってシンプルであり、以下の通りとなっています。
- カード入会3カ月以内に6,000ドル以上利用で750ドル
つまり、上記の条件さえ満たせば元手が0ドルで750ドルのリターンが見込めるという超太っ腹キャンペーンであり、これはさすがに手を出さずにはいられませんでした。
6,000ドル利用で750ドルが貰え、元々1.5%の還元率を誇るので、キャンペーン条件達成時点でトータルの還元率は驚異の14.0%となります。
あらゆる商品が14.0%OFFで買えると考えることもできるので、非常に画期的だと言えるでしょう。
以下のリンクから、750ドルが貰えるキャンペーンにアクセスすることが可能です。
Chase Ink Business Unlimitedのデメリットは?
一方で、このカードを作る際に脳裏をよぎったデメリットについても触れておきたいと思います。
①入会特典のハードルが高い
先に述べた通り、条件さえ満たせれば濡れ手に粟のような素晴らしい特典が貰えるのですが、いかんせんそのハードルが他社の個人消費者向けカードに比べて高いのが難点です。
例えば、以下の記事で紹介しているChase Sapphire Preferredの場合は、年会費が95ドルかかるものの、入会後3ヶ月以内に4,000ドルの利用で約1,000ドル相当の特典を貰うことが可能です。
➡ 【必見】Chase Sapphire Preferredを作るべき理由と、使うべきでない理由を徹底解説! - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
一方で、このカードは入会から3ヶ月以内に6,000ドル以上の利用が必要であり、これを満たせなかった場合はただの還元率1.5%のカードになってしまうという危険性を孕んでいます。
入会ボーナスを含めてカードの特典だと思うので、入会ボーナスの獲得ハードルが高いのは大きなデメリットだと言えるでしょう。
それでも他のクレジットカードの魅力を十分に上回ると思うので、以下のような方法を駆使して利用金額の嵩増しを図りましょう。
- 家賃や光熱費の支払いを一時的にカードに切り替える
- 一時帰国する際の航空券など、高額の買い物に合わせてカードを作る
家賃や光熱費をカードで支払うと、手数料が2〜3%余計にかかってしまうことがあり、カード払いを避けているという人もいるかと思いますが、最終的なリターンから見れば十分にペイすると思います。
また、駐在員であれば旅行や一時帰国など、定期的にまとまった出費が発生することがあると思いますので、そのタイミングでカードを作成するという手段もありでしょう。
※ちなみに以前は3ヶ月以内に7,500ドルの利用で、750ドルの入会特典が貰えるという条件だったので、かなり条件が緩和されている今がチャンスです!
②ビジネスカードであるということ
一般のカードとは違い、ビジネスカードということで小規模ビジネスに従事している必要があることも、申込みハードル観点からデメリットと言えるでしょう。
しかし、ここで注意しておきたいのは、何十万円も利益を出している事業主であるという必要は全くなく、我々でも現実的に申し込める可能性は十分にあるということです。
例えば、家の前でやるレモネードスタンドも立派な事業ですし、空いた時間に他人のベビーシッターや家庭教師をして対価を貰っているのも立派な事業です。
中には自分で作った料理やアクセサリーを定期的に知人友人に販売していたりする方もいることでしょう。
また、事業を興す準備をしているというのも、見方によっては既に起業家であるといえるかもしれません。
このように、上場企業のオーナー社長でないといけないというような制限ではないので、ビジネスカードだから即ち私には縁もゆかりもないと諦める必要はないのです。
Tips:ビジネスカードの申込み方法に関しては、アメックスの例を使って別記事で解説をしていますので、以下のリンクを参考にしてみてください。
➡ 常時2%還元のBlue Business Cashを作ってみた!オススメする理由と申込方法も徹底解説。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
まとめ
複数のクレジットカードを作っていると、当然欲しいクレジットカードから申し込んでいくことになるので、段々選択肢が狭まっていきます。
私も、今回が6枚目のカードとなり、熱狂的なマイル信者でもないので作るべきカードに頭を悩ませました。
そこで偶然Chase Ink Business Unlimitedに出会い、ちょうど出費も重なりそうだったので即断しましたが、冷静に考えても年会費無料で900ドルのキャッシュバックは異常だと思います。
日本では向かうところ敵なしの楽天カードでさえ入会で貰えるのが8,000円相当なので、10倍以上のバリューとなっています。
もし近々ある程度まとまった出費があるという方は、真っ先に検討しても良いカードではないでしょうか?
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