米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

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【帰任予定者必見】帰国後も維持できる銀行口座はコレ!もう他のブログは読まなくていいです。

以前、帰国後も銀行口座を維持するべきかという旨の記事を書いたことがあります。

➡ 帰任後もアメリカの銀行口座は維持すべきか?維持する際の注意点を詳しく解説します。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

この記事内での結論は、「維持しないと困ることが結構たくさんあるので維持したほうが良いが、全ての精算が終わり次第すみやかに銀行口座を解約するべき。」というものでした。

しかし、人によっては帰国後も長期間に渡ってアメリカの銀行口座を維持したいと思っている人もいるでしょう。

この記事では、そんな悩める皆様のために、根本的に考えなければいけないことに触れながら、私のイチオシの銀行口座をご紹介していきたいと思います。

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アメリカの銀行口座は維持すべきか?

繰り返しになりますが、冒頭で述べた通り個人的には「維持しないと困ることが結構たくさんあるので維持したほうが良いが、全ての精算が終わり次第すみやかに銀行口座を解約するべき。」というスタンスは変わりません。

ただし、例外的にアメリカの銀行口座を長期間に渡って維持する必要がある人がいます。

具体的には、以下のような人は、将来も長期間に渡ってアメリカの銀行口座を維持する必要があるでしょう。

  • IRAやAnnuityを将来受け取る人
  • 学資保険などのアメリカのInsurance商品の保有者
  • アメリカの証券口座を残して配当などを受け取りたい人

例えば、IRAやAnnuityなど年金性の強い商品の資金受け取りは数十年後というケースもザラにあるでしょう。

契約している会社や商品の特性にもよりますが、多くの場合は満期到来後、アメリカの銀行口座へ振り込まれる形で資金を回収することになります。

この場合、駐在中に作ったアメリカの銀行口座をなんとかして保持する方法を模索しないといけません。

Alliant Credit Unionという最強の選択肢

結論から言うと、この記事で私が個人的におすすめしたい、帰国後も維持すべき銀行口座はAlliant Credit Unionです。

「なにそれ?俺はチェースとかバンカメとかが良いんだけど。てかクレジットユニオンって何?銀行じゃないの?」という声が聞こえてきそうですが心配はいりません、私は目的に忠実なだけです。

Alliant Credit Unionが最適な理由

Alliant Credit Unionの口座をおすすめする理由を説得力を持って述べるためには、帰国後もアメリカの銀行口座を維持するために重要なことをおさらいする必要があります。

➡ 帰任後もアメリカの銀行口座は維持すべきか?維持する際の注意点を詳しく解説します。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

上記の記事でも触れましたが、帰国後もアメリカの銀行口座を維持するために大事なことは以下に集約されています。

  1. 維持費用はいくらかかるのか
  2. 国外から口座にアクセスできるか
  3. 国外から口座を閉じられるか

察しのいい皆様ならお気づきかもしれませんが、逆説的に言えば、Alliant Credit Unionをおすすめする理由はこの点をクリアできる可能性が非常に高いからということであります。

①Alliant Credit Unionの維持費用

多くの商業銀行とは違い、クレジットユニオンというのは「非営利型の銀行」だと思ってもらってもよいです。

もっとカジュアルにいうと、人々に限りなく寄り添った銀行(正確にいうと銀行と同等の金融サービスの提供を許可された連邦・州政府公認の共済型の金融機関)であり、銀行とほぼ同じサービスをよりお得に提供することが許されています。

実際に、Alliant Credit UnionのChecking口座の口座維持手数料は以下の通りとなっております。

Are there any fees with an Alliant checking account?

An Alliant checking account has no monthly maintenance fees, no overdraft fees, no monthly minimum balance requirement and no maximum balance limit.

ーSource: alliantcreditunion.org

すなわち、口座残高によらず口座の維持手数料は無料となっているため、常に必要最低限の預金で口座を維持することが可能です。

例えば某銀行の最低預金額が1,500ドルとした場合、口座を維持している間はその1,500ドルを自由に動かすことができないので、想像以上に大きなメリットだと思います。

②Alliant Credit Unionの海外利用

次に、帰国後の銀行口座へのアクセシビリティはどうでしょうか。

二段階認証という壁

以前の記事でも述べた通り、アメリカの多くの銀行ではオンラインバンキングを利用する際に二段階認証が求められます。

すなわち、自分のアカウントのパスワードとは別にSMSなどでワンタイムパスコードが送られてきて、それを入力しないと先に進めないのです。

日本に帰国するということは、このSMSによる認証が困難になるということを意味するため、何かしらの対策をしないことには根本的に銀行口座の維持はできません。

しかし、Alliant Credit Unionの場合であれば、通常のSMSでの受信に加え、メールアドレスを事前に登録しておくことでEmailでワンタイムパスコードを受け取ることが可能です。

正しくメールアドレスの認証を行えば、上記の画像のように「メールアドレスへパスコードを送る」という選択肢が出てくるようになっています。

海外住所という壁

一般的には、帰国後も金融機関から届く重要な連絡を受け取るため、アメリカに残る会社の同僚や知人の住所へ変更をすることになると思います。

しかし、Alliant Credit Unionの場合、手紙の受け取り先住所として日本の住所を指定することが可能なのです。

個人情報なので秘匿をしていますが、上記の画像のPrimary Addressには現在のアメリカの住所が入っており、その下のAlternate Addressには、Japanという文字が見えるとおり、日本の自宅住所が登録してあります。

注意書きにある通り、海外の住所だけではなくP.O. Boxも指定することができて、一般の銀行にはないレベルで融通が効くことが分かるかと思います。

③Alliant Credit Unionの解約方法

これに関しては、そもそも今回の記事の主旨である「帰国後も長期間に渡ってアメリカの銀行口座を維持したい」に反するので、あえて詳細は割愛させていただきます。

しかし、気になる人のため一応触れておくと、Alliant Credit Unionの口座は以下の通り電話で閉じることが可能ですので、国際電話ができれば閉じることは可能だろうと推察しております。

How do I close my account?

Please call 800-328-1935 between 8:00 a.m. and 5:30 p.m. Monday through Friday to speak with a member care representative to close your account.

ーSource: alliantcreditunion.org

そもそもAlliant Credit Unionは支店を持たない完全なデジタルクレジットユニオンですので、口座の解約のために本人が支店に凸しないといけないということはまず考えられないので、まぁ当然遠隔で問題ないでしょうというのが筆者個人の見解です。

ダメ押しの理由

Alliant Credit UnionのSavings Accountは、2023年10月現在、3.10%という利率を誇っています。

さすがにAmexのHigh-Yield Savingsには及びませんが、Chaseなどのメガバンクと比べると非常に高い利息を受け取ることが可能です。

➡ 【驚異の利率】アメリカンエキスプレスのHigh-Yield Savings Accountのメリット、デメリット。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

日本に帰国したあとも、アメリカに残していく預金をこのレベルの利率で運用できるということは、帰国後の資産運用において一種の保険として機能することは間違いありません。

まとめ

そういうわけで、日本に帰国したあとも長期間に渡って維持して使えるアメリカの銀行口座について、私の一押し「Alliant Credit Union」を紹介してきました。

最後に改めてAlliant Credit Unionのおすすめポイントをまとめると、

  1. 維持手数料が無料!
  2. ワンタイムパスコードがEmailで受け取れる!
  3. 日本の住所で手紙を受け取れる!
  4. ※おまけ※Savingsの利率が高い!

という点に集約されるのかなと思います。

これが実際にどれだけすごいことなのかピンと来ないのならば、自分が持っている銀行で上記の項目をどれだけ満たすことができるのか調べてみるとよいかと思います。

 

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