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【アメリカ版】アメックスポイントのオススメの使い道と交換先での現金価値を徹底解説します

年会費無料にも関わらず、還元率が常時2%という驚異のクレジットカード、Amex Blue Business Plusを作って以来、Membership Rewards Point(通称:アメックスポイント)が貯まって貯まって仕方がありません。

➡ 最強のアメックス、Blue Business Plusを作ってみた!オススメ理由と申込み方法を徹底解説します。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

キャッシュバックとは違い、ポイントは使い道がたくさんあり、使い道によっては損をしてしまうこともあるため悩んでいる人もいるかもしれません。

この記事では、交換先の一覧とその価値について検証していきたいと思います。

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アメックスポイントの使い道とポイントの価値

アメックスのメンバーポータルから「Redeem Rewards」を選択すると、ポイントの使い道を選ぶことができます。

この記事を執筆している現在、大きく分けて5種類の使い道を選ぶことができ、それぞれの交換先でのポイントの価値は以下の通りとなります。

交換先

価値
(1pt➡〇¢)
Use Points for Charges
(カードの支払いに充当)
0.6
Redeem for Gift Cards
(ギフトカードに交換)
1.0
Transfer Points
(マイルや他社ポイントに交換)
1.0+
Go Shopping
(AMEXのショッピングポータルで使う)
0.5
Pay with Points at Checkout
(他社サービスの支払いに使う)
0.7

ご覧の通り、交換先によってポイントの価値が半減してしまうこともあるため、貯まったアメックスポイントの使い道には十分に留意しましょう。

また、上記の表に記載している価値は、ボーナスやキャンペーンを行っていない状態のベース価値の最大値を前提としており、5種類の使い道の中は更に無数の細かい交換先に分かれており、当然それぞれ価値が微妙に異なるので注意して下さい。

それでは、以下でそれぞれの用途について解説していきたいと思います。

Use Points for Charges - カードの支払いに充当

貯まったアメックスポイントは、カードの支払いに充てることが可能です。

特別にマイルに執着していなかったり、他に使い道がないときなどに便利ですが、見ての通りポイントの価値は大きく棄損されてしまいます。

最小1,000ポイントからカードの支払いに充てることが可能ですが、ポイントの価値は0.6倍になってしまうので、1,000ポイントは6ドルにしかなりません。

どうしても支払いに充当したいのであれば、ポイントが貯まるカードではなく、アメックスのキャッシュバック系のカードを作り直す方がお得かもしれません。

Pay with Points at Checkout - 他社サービスの支払いに使う

貯まったアメックスポイントを、提携先の企業での買い物の際の支払いに使うことが可能です。

主な提携先の企業は以下の通りで、アマゾンやウォルマートなどではアメックスポイントを使って買い物ができるようになっています。

提携先(抜粋) 価値
(1pt➡〇¢)
Amazon 0.7
Best Buy 0.7
Expedia 0.7
Grubhub 0.7
Walmart 0.7

ポイントの価値としては、1pt=0.7¢となり、等倍交換とはいきませんが、上記で紹介したカードの支払いに充当するよりも若干お得だと言えます。

この方法のメリットとしては他の交換先と異なり、最低利用ポイントの制限がないため、1,000pt以下の残存ポイントを有効活用することができる点です。

等倍交換でない以上お世辞にもお得とは言えませんが、少量のポイントや他に使い道がない場合は有効な手段となるかもしれません。

Redeem for Gift Cards - ギフトカードに交換

貯まったアメックスポイントを、様々な企業のギフトカードに交換することが可能です。

交換可能なカードは、量販店などのギフトカードコーナーの品ぞろえと似たような感じで、アメックスならではの交換先というものはありませんでした。

ギフトカードの種類によってポイントの価値が変わり、最大で1pt=1¢という等倍交換が可能なものもあれば、Appleストアのギフトカードのように1pt=0.85¢というあまり魅力的でないものも存在しています。

等倍交換できるギフトカードに交換するのが大原則ではありますが、上記で紹介したカードの支払いに充当する方法や、Amazon・Walmartなどの提携企業で利用する方法よりもお得な場合が多いので、決してNGな選択肢ではないと思います。

Go Shipping - AMEXのショッピングポータルで使う

貯まったアメックスポイントを使って、アメックスのオンラインショッピングモールで買い物をすることが可能です。

家電や日用品など様々なものが販売されており、少しだけ覗いてみたところ、iPadなども取り扱っているようです。

しかし、ポイントの価値は0.5倍になってしまうため、交換先としては明らかに最低ランクです。

もはやここで買えるものはAmazonやWalmartでも購入できそうなので、このショッピングモールを維持に係る予算を削減してもっと他の選択肢の還元率を上げて欲しいと強く祈るレベルです。

Transfer Points(マイルや他社ポイントに交換)

貯まったアメックスポイントは、航空会社のマイルや大手ホテルチェーンのポイントに交換することが可能です。

この方法が恐らく最も価値のある使い方であるとされていて、幾つかの例外を除いて1pt=1miに交換することができます。

上記で紹介した他の選択肢とは違い、マイルの価値は必ずしも1mi=1¢とは限らないので現金価値を算出するのは難しいですが、座席のアップグレードなどに使うことによって明らかに1¢以上の価値を生み出すことができる場合もあります。

提携航空会社とポイント価値一覧

以下は、交換可能な提携航空会社一覧と、最低交換ポイント並びにその価値を表しています。

提携先(一覧) 最低交換ポイント 価値
(1pt➡〇mi)
AeroMexico 1,000 1:1.6
Air Canada 1,000 1:1
Alitalia 1,000 1:1
Aer Lingus 1,000 1:1
ANA 1,000 1:1
Avianca LifeMiles 1,000 1:1
British Airways 1,000 1:1
Cathay Pacific 1,000 1:1
Delta Air Lines 1,000 1:1
Emirates 1,000 1:1
Etihad Airways 1,000 1:1
FlyingBlue AirFrance/KLM 1,000 1:1
Hawaiian 1,000 1:1
Iberia 1,000 1:1
JetBlue 250 1:0.8
Qantas 500 1:1
Singapore Airlines 1,000 1:1
Virgin Atlantic 1,000 1:1

見ての通り、殆どの場合で1:1の交換が可能であり、ファーストクラスへのアップグレードなどでは最大10倍以上の価値を生み出すことができる可能性もあるので、交換先としては非常に魅力的だと言えるでしょう。

提携ホテルチェーンとポイント価値

航空会社のマイルだけではなく、大手ホテルチェーンのポイントに交換することも可能です。

以下は、提携ホテルと最低交換ポイント並びにその価値を表しています。

提携先(一覧) 最低交換ポイント 価値
(1pt➡〇pt)
Choice Privileges 1,000 1:1
Hilton Honors 1,000 1:2
Marriott Bonvoy 1,000 1:1

こちらもマイルと同様に、現金価値換算をすることが難しいので一様には言えませんが、ポイント使って宿泊をする際などは、ホテルのランクによって1~2倍程度の価値になる可能性も十分に考えられます。

マイルよりもホテル系のポイントを貯めている人などにとっては、魅力的な使い道だと言えるでしょう。

まとめ

以上、アメリカのAmerican Express Membership Rewards Point(通称:アメックスポイント)の価値について、使い道とそれぞれの交換価値を解説をしてきました。

5種類の使い道を見ていくと、現金に近いもの(用途が幅広いもの)ほどポイントの価値が棄損されていく、つまり損をすることが判明しました。

そのため、アメックスポイントの使い道の大原則は「マイルに交換する」と結論付けていいかと思います。

しかし、この記事を執筆している2021年1月現在、先が見えないコロナ禍でマイルの価値自体が棄損されてきている可能性もあると睨んでいます。

いつ使えるか分からないマイルを貯めておくよりは、少し歩留まりが悪くても今すぐに現金的な使い方をしてしまうというのも一つの選択肢かもしれないと考え、常時2%を現金還元してくれるカードも作成してみました。

どういう経緯で作成に至ったか、ポイントとキャッシュバックの間で揺れる心境の変化を以下の記事でまとめていますので是非ご確認下さい。

➡ 常時2%還元のBlue Business Cashを作ってみた!オススメする理由と申込方法も徹底解説。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

或いは、この機会にポイント還元系のカードを見直し、キャッシュバック系のカードに比重を移していくというのも一つの選択肢として検討に値するのかもしれません。

 

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