渡米後9ヵ月が経過し、前回のカード申込みから90日が経過したので、新しいクレジットカードを申込んでみました。
今回申し込んだカードはAMEXのBlue Business Plusという小規模事業者向けのビジネスカードです。
渡米後ANAカードを除いて2枚目のカードですが、このカードを2枚目として選んだ理由と、ビジネスカード特有の申込みフォームの入力方法について徹底的に解説していきたいと思います。
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- 申請時の筆者のステータスについて
- American Express - Blue Business Plusの詳細
- 2枚目のカードにBlue Business Plusを選んだ理由
- Blue Business CashとBlue Business Plusの比較
- アメックスのビジネスカードを申込む方法
- おわりに
申請時の筆者のステータスについて
まず、今回の申請にあたって以下の条件で臨みました。
- 申請時期 :渡航後9カ月目の中旬頃
- 保有カード:①ANAカードUSA(渡航前に申請したもの)
:②AMEX Blue Cash Preferred(渡航後6ヵ月目に作成) - FICOスコア:736点
- 備考 :6ヵ月目に1枚目のAMEXを作ってから90日以上経過
以上の通りですが、今回が渡米後に作る2枚目のカードとなりました。ちなみに、1枚目にAMEXのBlue Cash Preferredを作った理由に関しては、別の記事で紹介しているので渡米直後の方は以下の記事も参考にしてみて下さい。
➡ アメリカの高還元クレカの中でもAMEXのBlue Cash Preferred Cardがオススメな理由 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
American Express - Blue Business Plusの詳細
こちらのカードは個人事業主を含めた小規模法人向けのビジネスカードとなっていますが、私のような個人であっても申し込むことが可能です。
申込に際して必要な情報が若干消費者向けのカードとは異なっていますが、詳細は下の方で解説しているので興味があれば是非ご確認下さい。
【名称】ブルービジネスプラスカード
【年会費】永年無料
【還元率】常時2%還元(年間50,000ドル超過分は1%還元)
【還元方法】アメックスポイントで還元
【年率】初年度優遇レート0.00%
2枚目のカードにBlue Business Plusを選んだ理由
とにかく選択肢が多いアメリカのクレジットカードの中でも、なぜ敢えてBlue Business Plusを選ぶ必要があったのか、以下にその決め手や心境なども含めて説明していきたいと思います。
【理由①】大本命のChaseで審査落ちしたから(2度目)
今回の大本命はChase Sapphire Preferredを作ることでした。
3ヵ月前に渡米後約半年で果敢にチャレンジするも見事に即否決を食らい、銀行口座開設⇒多額のお布施(預金)を律儀に行い、今回雪辱を果たすべく再申請を行いました。
しかし、結果はまたまた即否決。
➡ 悲報!チェースのクレカで2度目の審査落ち。赴任1年目の作成は厳しいのか? - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
転んでもただでは起きぬと誓っているので、否決された場合のバックアップ用のカードとしてBlue Business Plusを狙っていたのです。
重要ルール⑴ - 転んでもただでは起きるな
アメリカでは同日に複数枚申し込んでも、Hard Inquiry(FICOなどへの情報登録)は1件としてカウントされるというルールを知りました。
つまり、本命が否決されたからといって嘆き悲しむのではなく、同日中に滑り止めカードを申込むことがとても大切なのであります。
重要ルール⑵ - ビジネスカードはChaseの5/24ルール対象外
重要ルール⑴は、滑り止めカードの重要性について解いたものですが、その滑り止めカードを選ぶ際に更に考慮すべき条件があります。
それは、今では広く一般的に知られているChaseの5/24ルールというものです。
これは、過去24ヵ月(2年)の間に家族カードを含めて5枚以上カードを作った人は、Chaseの審査で自動的に弾かれてしまうという、決して明文化されていないけど人類の執念によって解明されたChase独自の審査基準のことを言います。
このルールには抜け道があり、ビジネスカードは枚数にカウントされないということが判明しているようです。(※DiscoverやCapital One等を除く一部のビジネスカードのみ)
つまり、次こそはChaseを作りたいが、あと何回チャレンジが必要か先が見えない私は、滑り止めカードとして5/24ルールに抵触しないカードから作っていくことが合理的な判断となるのです。
その点、AMEXのBlue Business Plusは完璧な存在と考えました。
【理由②】常時2%という高い還元率
上記がそもそもの動機ですが、Blue Business Plusはジャンルを問わずに常時2%(年間50,000ドルまで)という還元率を誇っており、既に持っているカードではカバーできない範囲を補ってくれます。
個人の例で言うと、私は既にBlue Cash Preferredというスーパーで6%還元のカードを持っており、今後スーパー以外の購買(現在持っているカードだと1%のところ)が2%還元になると考えるとバランスが良く見えました。
世の中にはWells Fargoが発行しているActive Cash Cardなど、常時2%還元のライバルカードが存在しますが、上記【理由①】のため渡米後最初に作るカードとしては単純に還元率だけを比べるのはナンセンスなのです。
【理由③】年会費永年無料
そして、これだけの還元率を誇りながら年会費は無料という太っ腹ぶりです。
還元率が1%で年会費が無料なら納得感がありますが、上限はあるものの2%も貰えて年会費が無料なんて許されていいのでしょうか?
今後もっと年会費の高いカードを作っていく可能性を見据えると、維持費がかからないというのは圧倒的に魅力的であると思います。
【理由④】入会特典で15,000ポイントが貰える
アメリカではクレジットカードの入会特典が非常に豪華というのは有名な話ですが、こちらのカードは入会後3,000ドル以上利用することで、15,000ポイントがもらえます。
これは1:1でANAのマイルに交換することが可能ですが、ローシーズンであれば東京〜沖縄の往復ができるくらいの価値があります。
更に詳しくアメックスで貯めたポイントの使い道とその交換価値を知りたい場合は、以下の記事で解説していますので、是非参考にしてみて下さい。
➡ 【アメリカ版】アメックスポイントのオススメの使い道と交換先での現金価値を徹底解説します - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
Blue Business CashとBlue Business Plusの比較
ちなみにAMEXのビジネスカードには、Blue Business Cashという2%還元のカードがもう一種類存在します。
商品性という意味では酷似してる両者ですが、一番の違いはその還元方法です。
今回ご紹介しているBlue Business Plusはポイントで還元されるのに対して、Blue Business Cashはその名の通り請求額へ自動充当されるという現金キャッシュバックの形態となっております。
そもそもなんでこんな類似商品を提供しているのか分かりませんが、ビジネスカードという性質上、現金還元によって足元のキャッシュフローを確保したいという事業者のニーズと、ポイントを貯めて提携会社ポイントに充当したいという事業者のニーズの両者が存在していて、AMEXとしてその需要を拾いに行った結果だと思っています。
個人の目線で考えると、ポイントとしてもらっておいて、提携航空会社のマイルがあと少し足りない時などに適宜交換していくという方法が可能なBlue Business Plusの方がオススメだと思います。
後日談ですが、結局悩んだ末にBlue Business Cashの方も作ることになりました。
状況の変化や心境の変化も合わせて、なぜ作るに至ったかを詳細に書いていますので、是非ご覧になってみて下さい。
➡ 常時2%還元のBlue Business Cashを作ってみた!オススメする理由と申込方法も徹底解説。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
アメックスのビジネスカードを申込む方法
以下で、パーソナルカードとは少し勝手が違って戸惑うであろう申込方法について解説をしていきたいと思います。
あくまで申込フォームの解説を行うことを目的としており、審査通過を約束するものではありませんのでご留意ください。
(1)-1: 非会員の場合の申込み方法
非会員(ログインしてない状態)だと、以下のような長い申込みフォームが登場します。
アメリカの申込みフォームは短い場合が多いですが、事業の内容についての説明が求められるため、聞き取り項目がとても多いです。
以下にコメント付きの画像を挿入していますが、あまり聞きなれない項目があるのでポイントを整理します。
- COMPANY DBA NAME:自分の名前ではなく会社の名前を入れろという意味ですが、すぐ下のDBAは存在しないにチェックを入れると任意項目となります。法人名を有していない場合は、✓を入れることになるでしょう。
- ANNUAL BUSINESS REVENUE:会社員としての自分の収入ではなく、個人として行っている事業(副業など)での収入を記載します。※1,000ドル以上あれば大丈夫という噂もありますが虚偽申告を促進するものではありません
- TOTAL ANNUAL INCOME:ここは普段クレジットカードに申し込む際などに記載する世帯年収を記入します。
(1)-2: 会員の場合の申込み方法
AMEX会員であり、既にログインしている場合は、短い申込みフォームが表示される仕組みになっています。
しかし、内容としては上記で解説したものの抜粋ですので、同様に記載を行えば問題ありません。
(2): 即審査が行われ従業員カードの追加ができる
申込後、即審査が行われ、数秒後には審査可否が判明します。
審査に通過している場合は、次のページでその旨が書かれたページが現れて、従業員用のAuthorized Cardを追加することができます。
(ほぼそうだと思いますが)必要ない場合はMaybe Laterを押せば問題ありません。
(3): 約1週間後にはカードが届く
申込プロセス完了後、送られてくるメールに従ってアプリのダウンロードを行いましょう。
ちなみに既にAMEXのカードを持っている場合、アプリで複数枚管理することができて非常に便利です。
しばらくすると、カード発送の連絡が来ますが、筆者の場合は18日に可決され23日に届いたので、カードの到着まではなんと1週間もかかりませんでした!
到着して驚いたのですが、カードのデザインは透明なんですね。
おわりに
以上、赴任1年目の筆者がAMEXのBlue Business Plusに申し込んだ背景と、実際の申込みプロセスについて解説してきました。
守備範囲が広く、年会費が無料ということで長期保有するメインカードとして活躍間違いなしの本カード、興味があれば是非詳細を確認してみてください。
こちらの記事もどうぞ
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