米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

アーバンライフに別れを告げ、米国のド田舎で大自然に囲まれて暮らす駐在員のブログです。

虹色に輝く大地!キャピトルリーフ国立公園の魅力や見所をご紹介します。

アメリカの国土は日本の約25倍もあり、世界屈指の絶景スポットが数多く存在します。

大都市の高層ビル群などの人工美から国立公園などのプリミティブな自然美まで、見所が多いアメリカ国内旅行は駐在生活の楽しみの一つです。

その中でも、グランドサークルと呼ばれる大自然の宝庫は、世界中から観光客が訪れる人気のエリアとなっています。

あのグランドキャニオン国立公園も、グランドサークルと呼ばれるエリアの見所の一つであり、グランドキャニオン国立公園が霞んでしまうほど個性豊かな他の国立公園が勢揃いしています。

今回は、その中でもとりわけ僻地にあり、あまり有名ではないキャピトルリーフ国立公園(Capitol Reef Natinoal Park)の魅力や見所について書きたいと思います。

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キャピトルリーフ国立公園とは

ユタ州のソルトレイクシティから車で約3時間半、ネバダ州のラスベガスから車で約5時間のところに位置するグランドサークルを構成する国立公園の一つです。

残念ながらグランドキャニオン国立公園、ザイオン国立公園、アーチーズ国立公園などの超有名な国立公園に圧倒されて、非常に存在感が薄いことで逆に有名です。

その理由は色々あるかと思いますが、これらの有名国立公園から地理的に孤立しているというのも大きな理由の一つだと筆者は考えており、駆け足でグランドサークルを巡る場合のプランに組み込みにくいことが、存在感を薄くしているのだと思っています。

しかし、実際にユタ州の五大国立公園(Mighty Five)の一角を占めるこの公園は、現地のナバホ族の間では「Land of the Sleeping Rainbow(眠れる虹の大地)」と形容され、その名に相応しい虹のように色彩豊かな絶景を楽しむことができます。

キャピトルリーフ国立公園への行き方は?

陸の孤島のような場所に存在し、周囲の都市から離れているので、グランドサークル周遊のスケジュールに組み込むのがベストですが、ユタ州のソルトレイクシティから日帰りで訪れることも不可能ではありません。

或いは、アーチーズ国立公園やキャニオンランズ国立公園があるモアブ方面や、ブライスキャニオン国立公園やザイオン国立公園方面を拠点に足を伸ばすというという案もあると思います。

➡ ブライスキャニオン国立公園半日観光!短時間でも大満足のプランをご紹介。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

➡ 【シャトルなし】ザイオン国立公園を最大限に楽しむなら、電動自転車が最高にオススメ! - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

また、せっかく陸の孤島であるキャピトルリーフ国立公園を訪れるのであれば、車で1時間のところにある同じく陸の孤島にあるゴブリンバレー州立公園も一緒に回るのがオススメです。

➡ グランドサークルの秘境!ゴブリンバレー州立公園の奇岩群が凄かった - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

・ソルトレイクシティ〜キャピトルリーフ国立公園(約3時間半)

・モアブ〜キャピトルリーフ国立公園(約2時間)

キャピトルリーフ国立公園のベストシーズンは?

他のグランドサークル全般にも言えると思いますが、盛夏は軽く100°F(37℃)を超え車がサウナのように暑くなるため、ベストシーズンは春と秋だと思います。

ただし、私のように夏でも人が少ないほうがむしろ助かるというタイプなら、割り切って夏に行くのもいいと思います。

キャピトルリーフ国立公園の見所

キャピトルリーフ国立公園の敷地は広く、ビジターセンターの手前までのエリアは無料で観光することが可能です。

ビジターセンターより向こう側に延びる、キャンプ場や、その更に奥にある往復20マイルのScenic Driveを見て回るには入場料が必要となります。

プランを立てるのであれば、大きくビジターセンター外とビジターセンター内に分けて考えるといいかと思います。

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絶対に訪れたいポイント

①Hickman Bridge

キャピトルリーフ国立公園のお土産に描かれることが多い、定番中の定番スポット。

往復1.7マイル(約2.8キロ)のトレイルコースの先にある、巨大なアーチが見所になっています。

トレイルの難易度は最初の傾斜がきついため中級者向けとなっていますが、距離などを考慮すると簡単な方の部類に入ると思います。

後に会社の同僚から聞いたのですが、トレイルのスタートで買える50セントのトレイルマップは絶対に買うべきらしいので、発見したら購入してみましょう。

 
 
 
 
 
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②Goosenecks Overlook & Sunset Point

こちらもビジターセンター外の外にあり、ちょっとしたオフロードを行けば車で近くまで乗り入れることが可能です。

 
 
 
 
 
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③Capitol Reef Scenic Drive

ビジターセンターで入場料を支払うと、その先にある往復20マイルの絶景ドライブウェイに立ち入ることが可能です。

前後左右には様々な色の層が重なった絶景が広がっており、眠れる虹の大地と呼ぶに相応しい光景の中をドライブすることができます。

 
 
 
 
 
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この道路自体はきれいに舗装されていますが、突き当りまで行くと①Capitol Gorge Roadと②Pleasant Creek Roadという2つの猛烈なオフロードに繋がる分岐に辿り着きます。

ビジターセンターで貰える冊子を読むと、②のPleasant Creek Roadは非常に険しいオフロードなので、車高の高い四輪駆動車でないと厳しいみたいです。

④Capitol Gorge Road

我々の車では上記の②の選択肢が無理だったので、①のCapitol Gorge Roadをドライブすることになったのですが、結果的にキャピトルリーフ国立公園の中でも一番印象に残った場所です。

両脇には岩の壁が聳え立っており、オフロードの強烈な振動を喰らいながら見る景色はまさに圧巻の一言です。

 
 
 
 
 
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ビジターセンターで貰える冊子には、Scenic Driveの往復の所要時間は約2時間と記載されていますが、Scenic Drive〜Capitol Gorge Roadをドライブして途中の絶景スポットで写真を取りながら回ってちょうど2時間程度でした。

途中でトレッキングをする場合はもう少し時間が必要かと思います。

⑤Cassidy Arch

最後に紹介するのは、Scenic Driveの途中にある見所となります。

今回紹介した中では最も長いトレイルで、往復3.1マイル(約5キロ)もあるため、それなりに時間の余裕が必要になると思います。

こちらのアーチもキャピトルリーフ国立公園の名所の一つであり、お土産にプリントされていることが多いです。

 
 
 
 
 
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もう一つの見所、それは…?

以上、キャピトルリーフ国立公園の見所を紹介してきましたが、実はこの公園にはもう一つ見所があるのです。

キャピトルリーフ国立公園はInternational Dark Sky Parkに選ばれるほど光害の少ない場所にあり、星空がとても有名なのです。

そこでオススメなのが、キャピトルリーフ国立公園内でのキャンプです。

人気のため予約が一瞬で埋まってしまうと言われていますが、もし奇跡的に予約が取れそうだったら絶対に挑戦してみるべきだと思います。

尚、キャンプサイトの予約が難しい場合は、選択肢は非常に少ないですが近隣の宿も検討の余地はあるかと思います。

個人的に気になっているところは、Capitol Reef ResortというTeePeeがある宿です。

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Quote: Capitol Reef Resort

とはいえ、TeePeeも予約困難なので、こちらも早めの計画が重要になるでしょう。

➡ Capitol Reef Resort In Utah, United States | Glamping.com

まとめ

以上、あまりにもメジャーな国立公園に囲まれているため、低い知名度に甘んじている悲運なキャピトルリーフ国立公園の魅力について紹介をしてきました。

人気がない一方で、現地のアメリカ人はむしろ人が少なくてよいと言うくらいなので、物事は捉え方次第なのかもしれません。

日帰りで訪れるもよし、満点の星空を眺めにキャンプやグランピングを楽しむもよし。

グランドサークルを訪れる際は、是非キャピトルリーフ国立公園を是非訪れてみてはいかがでしょうか。

 

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