アメリカの駐在員、或いは駐妻・駐夫の皆さんの切実な悩みといえばテレビでしょう。
日本にいたときは毎日ルーティーンが出来上がっていて、今日はこの番組、明日はあの番組なんて具合に曜日の平衡感覚を保ってくれていたことでしょう。
ところが、アメリカに来ると、テレビをつけてもよく分からない番組ばかりで、「結局フレンズを延々と観ちゃう」とか、「最終的にはNetflixがお友達」なんて人も多いのではないでしょうか。
私も同様の経験をしましたが、設定さえすればテレビに英語の字幕を付けることができると知り、実は究極の英語勉強ツールなのではないか?と思って以来、最近では時間があれば番組表を眺めてはアメリカでしか観れない面白い番組を探しています。
今回の記事では、個人的にドハマリしてしまったテレビ番組をご紹介したいと思います。
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『Shark Tank』
アメリカ版マネーの虎はビジネス英語の勉強にも最適
皆さん、マネーの虎というテレビ番組を覚えていますか?
出演者が大物投資家たちに企画や夢をプレゼンし、企画の内容によってその大物投資家から自腹で投資を呼び込むというビジネス系のリアリティー番組でした。
アメリカでも、アメリカ版マネーの虎と言っても過言ではない『Shark Tank(シャークタンク)』という番組が存在し、なんと12シーズンも続いている大人気番組となっています。
見所
この番組の見所はなんといっても、プレゼンター(起業家)に対する大物投資家達の忌憚のない超辛口なコメントの応酬でしょう。
自分だったら絶対投資しないだろうと思った企画に複数の投資家が群がったり、一見良さそうが企画がけんもほろろに打ちのめされたり、投資を巡るせめぎ合いをエンタメとして昇華しているのは見事だと思います。
また、各投資家がどうやって事業拡大に貢献できるかを逆にプレゼンターに説得する場面があったり、そのスリリングな交渉過程を英語で見ることができるので、個人的にはビジネス英語の勉強教材としても一目置いています。
放送局
ABC(Friday 8/7c)
※金曜日の東部標準時20時・中部標準時19時の意
ホームページ
Watch Shark Tank TV Show - ABC.com
『Below Deck』
日本未公開の船上リアリティー番組が異次元に面白い
庶民すぎて知らなかったのですが、世の中には巨大な豪華客船の旅とは一味違う、「少人数で超高級ヨットを貸し切るクルーズ」というジャンルが存在するようです。
この番組は、そんな超高級ヨットのラグジュアリーな旅を支える船員達の仕事風景や人間関係を映したリアリティー番組です。
こちらもアメリカでは大人気のようで、この秋から最新のシーズン8がスタートする予定となっています。
見所
「超高級ヨットの貸し切りクルーズの様子」だけでも非日常的すぎて面白いのに、「絶対に見ることができない舞台裏を覗ける」ということで退屈な訳がありません。
海の上という外界から隔離された世界で、男女複数人のクルーが共同生活を送る中で生まれる恋愛ドラマや職場ドラマ、ゲストの理不尽な要求や予測不能なアクシデントなどが丸裸にされ、シーンが変わるたびに急変していく展開は目を離せません。
日本ではあまり馴染みのない、「一人一人が感情を剝き出しにして自己主張をする世界」で、古参のクルーから新参のクルーまでがバッチバチに火花を散らし、あっという間にクビを切られたりする強烈な船内の政治にも要注目です。
そして、クルーズ毎にお客様から支払われる数百万円という単位の分厚いチップの行方を見守るところまでが各回のセットです。
放送局
Bravo(Monday 9/8c)
※金曜日の東部標準時21時・中部標準時20時の意
ホームページ
Below Deck | Bravo TV Official Site
最後に
アメリカに来たばかりの頃は、チャンネルを回しても回しても面白そうな番組がない虚無の世界に入り込んだ感じがするでしょう。
よく考えると、日本でも必ず観る面白い番組は数える程度しかないですし、アメリカに来たばかりの頃は面白い番組を知らなくて当然だと思います。
今回紹介したものは、同じ日本人として個人的に絶対的にオススメできるものをピックアップしているので、これを機に案外面白そうな番組もあるじゃないかと感じていただければ幸いでございます。
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