米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

アーバンライフに別れを告げ、米国のド田舎で大自然に囲まれて暮らす駐在員のブログです。

ツーソンへの日帰り旅行にオススメの観光スポット!一生分の巨大サボテンと触れ合う最高の一日を過ごそう。

コロナ禍の出口が見え始めているアメリカですが、ワクチン接種と各種ガイドラインの引き下げにより観光地への人出が戻ってきています。

そんな中、先日筆者も無事に接種を終えることができ、久々に友人家族に会いにアリゾナ州のフェニックスを訪れました。

フェニックス市内観光を含めて、2泊3日の日程でフェニックス周辺の観光地も巡るという過密スケジュールのいい所取りプランを計画し、実行しました。

別記事では「全米一美しい町」とも評されるセドナへの日帰り旅行について触れましたが、今回はフェニックスから気軽に立ち寄れるアリゾナ州の観光名所であるTucson(ツーソン)の日帰り旅行について触れたいと思います。

➡ セドナ観光半日編 - 限られた時間で最大限楽しむオススメの滞在プランをご紹介! - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

現地在住民の友人たちのアドバイスもあり、大成功だったツーソンへの日帰り旅行ですが、訪れるべきオススメの観光スポットやスケジュール感をご紹介していきたいと思います。

Sponsored Link

 

ツーソンへのアクセス

ツーソンはアリゾナ州の都市であり、フェニックスの南南東約113マイルに位置しています。

ゲートウェイとなるのはフェニックスであり、フェニックススカイハーバー空港は近隣では最も大きなハブ空港でもあります。

空港からは車で約2時間でツーソン市内へ辿り着くことができます。

ツーソンにも空港があるので、他の都市から直接訪れることも十分可能ですが、余程特別な目的がない場合はフェニックスを拠点として訪れるのが良いでしょう。

フェニックスを拠点とした場合、北に2時間でセドナ、南に2時間でツーソンに行くことができるため、旅行の幅が広がると思います。

ツーソンの見所

フェニックスから車で僅か2時間ということもあり、フェニックスを拠点とした我々は日帰りでも十分に楽しむことができました。

その中でも、ツーソンを訪れたら必ず立ち寄りたい観光名所や見所をご紹介していきたいと思います。

①Saguaro National Park (West)

f:id:yumaog168:20210525055740j:image

ツーソンには、アメリカでも屈指の人気を誇る、Saguaro National Park(サワロ国立公園)があります。

サワロ国立公園は、ツーソンの町を挟んでウエスト(西)とイースト(東)の二つのエリアに分かれており、その間は車で約1時間かかります。

一度チケットを購入すればどちらにも入場することができますが、それだけでしっかり一日使ってしまうので、オススメはウエストを見て回ることです。

見所①:ビジターセンター

我々のお気に入りは、サワロ国立公園のビジターセンターです。

どこの公園のビジターセンターでも、各公園のお土産を購入することができますが、ここは別格に可愛いお土産が揃っています。

サワロ国立公園の名物であるサボテンをモチーフにしたグッズがたくさんあり、定番の磁石や文房具、ポストカードからオーナメントまで揃っています。

その中でも特に気に入ったのは、トートバッグです。

見所②:Bajada Loop Drive

ただでさえウエストは非常にコンパクトですが、見所はBajada Loop Driveに密集しています。

Bajada Loop Driveは全長5.2マイルのオフロードで、車で見て回ることが可能です。

見渡す限りの巨大なサボテンの群れに囲まれる様は圧巻で、今まで訪れたあらゆる国立公園とは違う景色を楽しむことができます。

Signal Hill Trail

道の途中で、Signal Hill Picnic Areaに立ち寄り車を停めましょう。

Signal Hill Trailは約0.3マイルほどの簡単なトレイルコースですが、小高い丘の上からアリゾナの荒涼とした砂漠の景色を眺めることができます。

Signal Hill Petroglyphs

更に。このトレイルの途中では、岩に刻まれたペトログラフを見ることができます。

巨大なカメラのレンズで岩を熱心に撮影しているなと思ったのですが、どうやら歴史の遺産が残っていたようでした。

②El Charro Cafe

f:id:yumaog168:20210525055803j:image

ツーソンでのランチにオススメなレストランは、本格的なメキシコ料理を味わえるEl Charro Cafeが良いでしょう。

アリゾナ州自体がメキシコと国境を接しており、ツーソンはその中でもメキシコに程近い場所に位置しています。

必然的に、メキシカンがツーソンのスペシャリテのようになっており、普段メキシカンに食指が動かない我々も俄然興味が湧いたのでした。

タコス、ファヒータ、エンチラーダ全てが期待以上のボリュームと味で、大満足のランチとなりました。

週末は大繁盛しており、多少並ぶことも覚悟しておいたほうが良いでしょう。

お店の専用駐車場はありませんが、店の周辺の路肩はパブリックパーキングとなっていて、有料ですが2時間で数ドル程度で簡単に停めることができます。

駐車料金は前払い制なので、路肩のメータースタンドで支払いをして、タイマーが稼働したのを確認してから車を離れましょう。

③Arizona-Sonora Desert Museum

f:id:yumaog168:20210525055815j:image

アリゾナソノラ砂漠博物館は、動物園と植物園と水族館と自然博物館を複合した巨大なレクリエーションセンターです。

サワロ国立公園のウエストに隣接する形で営業しており、ここでも無数のサボテン達と触れ合うことができます。

見所①:人工洞窟の鉱物博物館

砂漠のど真ん中に突如現れるこの人工洞窟の展示では、鍾乳洞や石筍など、普段目にすることのない環境での展示を楽しむことができます。

展示の最後には、ミネラルコレクションといって石拾いを楽しむ小さなスペースがあります。

ここで拾ったきれいな石(中には価値のある石もあるらしい)は持って帰ることができるので、いい旅の思い出になることでしょう。

見所②:各種砂漠動物の展示

アリゾナソノラ砂漠博物館では、一般の動物園よりもより自然に近い生態での展示に拘りを感じることができます。

現に、屋根のない広大な敷地はそのまま砂漠の環境であり、檻の中の展示とは異なり絶壁に住むボブキャットなどを見学できるのは非常に興味深かったです。

また、我々は偶然にも本物の野生のコヨーテを見かけることができました。

日帰り日程まとめ

以上紹介してきた見所スポットを時系列に並べると以下のような感じになるかと思います。

時刻 チェックポイント 記事
8:00 フェニックス出発  
10:00 サワロ国立公園着
   ビジターセンター見学  
   Bajada Loop散策  
13:00 El Charro Cafe着
   休憩と食事を摂る  
15:00 アリゾナソノラ砂漠博物館着
   館内散策  
17:00 ツーソン発  
19:00 フェニックス帰着  

 

サワロ国立公園のビジターセンターでは、コロナのために入館制限があり時間がかかり、更にお昼の大行列に並んだことによって全体的にスケジュールが後ろ倒しとなり、アリゾナソノラ砂漠博物館での滞在時間が異次元の短さとなってしまいました。

それでも、夕食の時間までにフェニックスに戻ってきたいという当初の目的は達成できたので、工夫次第ではもっとツーソン観光を楽しむことができると思います。

ツーソン観光の注意点

ツーソンは砂漠の町なので、春でも気温が猛烈に上がることが予想されます。

我々が訪れたのは3月末ですが、日中の気温は既に30℃を超えており、その乾燥度合いも相まって熱中症への対策が必須でした。

特に、サワロ国立公園や、アリゾナソノラ砂漠博物館は屋根や日陰が極端に少ないため、直射日光に長時間晒されるリスクがあります。

帽子、サングラス、日焼け止めなどの対策に加えて、大量の水分を忘れないようにしましょう。

まとめ

以上、ツーソンへの日帰りにオススメな観光プランをご紹介してきました。

もちろん、時間があるに越したことはなく、サワロ国立公園のイーストにも是非立ち寄りたかったのですが、限られた時間で広く浅く観光する場合は参考にしていただけると思います。

友人家族が住んでいなければ訪れることがなかったであろうフェニックス、そしてツーソン。

当時は全く期待していなかったのですが、日本ではまず見ることができない景色の連続に、すっかり心を奪われてしまいました。

近くに立ち寄った際には皆様も是非、魅力たっぷりのツーソンを訪れてみてはいかがでしょうか。

 

こちらの記事もどうぞ

us-life.hatenablog.com

Sponsored Link