コロナの影響でアメリカでも在宅勤務になり、早半年が経過しました。
急速に電子サインが普及し、会社でもコロナ以前のようにむやみやたらにプリント⇒サイン⇒スキャン⇒というアナログな手法が見られなくなってきました。
それでも、普通に暮らしていれば定期的に発生する、「スキャンして送ってください」という依頼。
今までは会社でサクッと済ませてしまっていたのですが、そもそも出社しないのが在宅勤務なわけだし、かと言ってわざわざ自宅に120Vの海外製プリンタを導入するほどでもありません。
また、リース契約なんかをしていると、稀に「この番号へFAXして下さい」なんてトリッキーな依頼があったりします。
そこで、この記事では、日本のコンビニプリントのように手軽に、アメリカでスキャンやプリントアウト、そしてファックスができる場所を紹介し、その手順も解説していきたいと思います。
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- アメリカのセブンイレブンにはマルチコピー機はありません!
- 候補①:Office DEPOT / Office MAXのマルチコピー機を利用
- 候補②:FedEx Officeのマルチコピー機を利用
- 候補③:公立図書館の印刷サービスを利用
- 最後に
アメリカのセブンイレブンにはマルチコピー機はありません!
いきなり核心から入りますが、大事なことなので先に結論を述べておくと、アメリカのセブンイレブンではプリントやスキャンはできません。
不思議なもので必要に駆られて印刷しないといけない場面に出くわすとに、まず思いつくのが、アメリカでも雨後の筍のように存在するセブンイレブンで、「日系のコンビニならコピー機くらいあるやろ」という思考回路です。
確かに、日本だとファミリーマート、セブンイレブン、ローソンなどほぼ全てのコンビニにマルチコピー機が設置してあり、スキャン、プリント、ファックス等のサービスが利用できますが、アメリカのコンビニはそこまでマルチではありません。
そこで、以下に選択肢をいくつか用意しました。
恐らく田舎であろうと都会であろうと、どれかしらは間違いなく存在すると思うので、是非参考にしてみて下さい。
候補①:Office DEPOT / Office MAXのマルチコピー機を利用
近所にオフィスデポ、オフィスマックスはありませんか?
オフィス用文房具、オフィス用家具、オフィス用家電など、所謂オフィス用品を総合的に扱っているお店ですが、プリントサービスも提供しています。
対応サービス
- プリント(Printing)
- スキャン(Scanning)
- ファックス(Faxing - 国内&海外)
対応メディア
- メール受付
- 各種クラウド(My Files、Google Drive、Drop Box)
- USBドライブ
プリントサービスの使い方
1. メールプリントの場合
- Self-service Printingの概要ページに遷移します。
- 「Print to Store」に書いてあるメールアドレス(officedepot@printme.com)に、印刷したいファイルを添付して空メールを送信します。
- パスワードが記載されたメールが送られてきます。
- 近くの店舗へ行き、送られてきたパスワードを入力すると該当のファイルが解放されます(パスワードの有効期限は24時間なので、過ぎた場合は2の手順へ戻る)。
- 支払いは少額でもクレジットカードやデビットカード可能。
2. 各種Cloud・USBプリントの場合
- 各種クラウド、或いはUSBドライブに印刷したいファイルを格納します。
- 近くの店舗へ行き、プリンターのタッチパネルで利用するメディアを選択します。
- 印刷したいファイルを選択し、解放します。
- 支払いは少額でもクレジットカードやデビットカード可能。
候補②:FedEx Officeのマルチコピー機を利用
近所にオフィスデポ、オフィスマックスがない場合、フェデックスの方が店舗が多いのでより近所で探すことができるかもしれません。
対応サービス
- プリント(Printing)
- スキャン(Scanning)
- ファックス(Faxing - 国内&海外)
対応メディア
- メール受付
- 各種クラウド(Google Drive、Drop Box、Microsoft OneDrive、BOX)
- USBドライブ
プリントサービスの使い方
1. メールプリントの場合
- Self-service Printingの概要ページに遷移します。
- 「FedEx Office Print & Go Email」に書いてあるメールアドレス(printandgo@fedex.com)に、印刷したいファイルを添付して空メールを送信します。
- パスワードが記載されたメールが送られてきます。
- 近くの店舗へ行き、送られてきたパスワードを入力すると該当のファイルが解放されます。
- 支払いは少額でもクレジットカードやデビットカード可能。
2. 各種Cloud・USBプリントの場合
- 各種クラウド、或いはUSBドライブに印刷したいファイルを格納します。
- 近くの店舗へ行き、プリンターのタッチパネルで利用するメディアを選択します。
- 印刷したいファイルを選択し、解放します。
- 支払いは少額でもクレジットカードやデビットカード可能。
候補③:公立図書館の印刷サービスを利用
こちらは上記で紹介したサービスと異なり、住んでいる地域によってかなりサービスの内容が異なってきます。
例えば、私が住んでいる地域の公立図書館では、指定されたメールアドレスに印刷したいファイルを送信し、準備が完了次第「ピックアップしに来てください」という連絡が来るようです(!?)。
また、利用料なども徴求されたりされなかったり、かなりバラツキがあるため各自で最寄りの図書館に問い合わせていただくのが早いと思いますが、ほぼ確実に既に紹介した他の手段の方がシンプルで使いやすいと思います。
ただし、手段の一つとして、また知識として知っておいて損はないと思います。
最後に
アメリカではコンビニプリントができないので、代わりとなる選択肢を紹介してきました。
慣れてしまうと日本のコンビニくらい便利にプリントサービスが使えるので、知っておいて損はないと思います。
また、セルフプリントサービス以外にも、飲食店のメニュー印刷、ポスター作成、冊子の印刷まで、日本でいうとKinko's(キンコーズ)のような事業者向けの印刷サービスも提供されているようですので、気になる方は是非各社のホームページをチェックしてみて下さい。
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