米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

アーバンライフに別れを告げ、米国のド田舎で大自然に囲まれて暮らす駐在員のブログです。

Sausage makingの意味 - アメリカで学んだ生きたビジネス英語シリーズ#6

アメリカに来てネイティブに囲まれて日々仕事をしていると、初めて聞く英単語や表現が次々に飛び出してきます。

レベルの高い専門用語は日本でも使う機会はあるかもしれませんが、変わった表現など個人的に理解に苦しんだものに関して、備忘も込めてまとめて行こうかなと思ってます。

実際に使われる際の意味やニュアンス、更には実際に動画で使われているシーンを紹介していきます。

他の表現はこちら >> アメリカで学んだ生きたビジネス英語シリーズ

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Sausage making

ある日のMTGで、Sausage makingという久々に全く想像がつかない表現が出てきたので色々と調べてみました。

意味・用法

ソーセージ作りという比喩で、文脈によって意味合いは多少変わってくると思いますが、ソーセージを作る過程はグロテスクで、例えよく分からない材料を使っても完成したときにはそれが分からないため、見ない(或いは見せない)方がいい(※)ということから転じて、「(ソーセージを作る過程のように)真実を知らない方がいいもの、真実を知られたくないもの」という意味で使われることが多いと思います。

Sausage making(或いはmaking sausage)を使う場面としては、政治関連の話題で使われているのをよく目にします。

これは、制定されたルール(ソーセージ)は、様々な関係者の私利私欲にまみれており、そのルールが出来上がる過程は非常に不透明なもの(知られたくないもの)であることから、立法行為の過程をSausage makingと例えているからだと思います。

(※)実際のソーセージ製造過程を知らないので、決して悪意があってこういう書き方をしているわけではありません。あくまで由来の話ですので、もし食品製造関係者で気分を害された方は申し訳ございません。

実際の使用例

原文:Because I completely agree with you and we have a saying here in America, maybe you guys use it as well, you don't always wanna see how the sausage gets made, right? And sausage making in sales and sausage making in marketing can be quite ugly, right? Even though we were talking earlier about some work we've been doing on our house, and Douglas and you were talking about, before I came on, was saying it lookes good and on Instagram, it looks great. What you didn't see was the carnage in the garage of all the stuff that I messed up with first.

意訳:ここアメリカではこんな格言があります。あなた方も使っているかもしれませんが、「ソーセージがどのように作られているかは見たくない」。そして、セールスでのソーセージ作りとマーケティングでのソーセージ作りは、かなり醜いものになり得ます。さっき話した家で生み出した作品も、あなたは最高にインスタ映えすると言ってくれたけど、ぐっちゃぐちゃになったガレージで作業している姿なんかは見えないですよね。

他のシリーズはこちら >> アメリカで学んだ生きたビジネス英語シリーズ

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