アメリカでの生活が長くなってくると、予想していなかったことがたくさん発生します。
生まれたばかりの赤ちゃん用のパスポート取得などもその一つです。
我が家でも最近になってこれを経験して、日本でやるのも億劫な赤ちゃんのパスポート写真をアメリカで撮影しないといけない羽目になりました。
特に、今は引き続きコロナ禍の影響が色濃く残っているということもあり、日本に帰国せずにアメリカで出産するケースも多いと思います。
そうなると、新生児用のパスポートは全てアメリカで手配する必要があります。
一瞬はどうなることかと身構えた写真撮影ですが、色々と調査した結果、最終的に限りなく楽な方法に辿り着くことができ、ストレスフリーでパスポート写真の調達を行うことができました。
この記事では、実際の私の経験を基に、アメリカで簡単に、安く、誰でもできる赤ちゃん用のパスポート写真の撮影方法を紹介したいと思います。
この方法を使えば、自宅にいながら簡単にパスポート用の写真が作れるので、アメリカでお子様を出産したばかりの方などは特に必見です。
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ウォルマートフォトという選択肢
先に結論を伝えると、今回私が強くオススメするサービスはWalmart Photoというサービスです。
➡ Passport Photos | Full Photo | Walmart Photo
Googleで「アメリカ パスポート 写真」などと検索すると、スマホのアプリやら、WalgreensやCVSなどの薬局での撮影やらと様々な手法が紹介されていますが、自身の経験を通してWalmart Photoでの手配が一番楽だと確信するに至りました。
以下、その理由をつらつらと述べていきますので、この記事を読み終わった頃にはパスポートの写真撮影に関する不安は解消されていると思います。
ウォルマートフォトが最強な理由
筆者が実際の経験を通して、Walmart Photoが最も便利だと思った理由は以下の通りです。
- 自宅から一歩も出ずに手配ができる
- 急ぎなら最短で1時間で手配ができる
- 2枚組で7.44ドル(税抜)という値段で手配ができる
- 自宅撮影なのでお気に入りの一枚で手配ができる
- 【裏技】日本のパスポート用写真も手配ができる
以下、それぞれについて、更に詳細な説明をしていきたいと思います。
①自宅から一歩も出ずに手配ができる
最初にして最強の理由ですが、Walmart Photoを使えば誰とも会話することなく、家から一歩も外に出ずにパスポート写真を手配することが可能です。
詳細な手順は後ほど紹介することにしますが、大まかに言うと、スマホなどを使って自宅で撮影した写真をアップロードし、クレジットカードなどで決済すると、プリントアウトされた写真が自宅に郵送されてくる仕組みになっています。
つまり、カメラマンを探したり、カメラマンとのやり取りなどが一切不要などころか、文字通り家から一歩も出ずに手配ができてしまうので、生まれたばかりの赤ちゃんの世話でなかなか外出しづらいという人にも最適なサービスとなっているのです。
②急ぎなら最短で1時間で手配ができる
上記の郵送パターンは、郵送されてくるまでに数日程度を要しますが、とにかく急いでいるという場合は、最短1時間で手配することも可能です。
その場合は、受け取りのために最寄りのウォルマートを指定して取りに行く必要がありますが、全米中に店舗が存在するのでそれほど不便ではないでしょう。
筆者は急ぎだったのでこの方法を試しましたが、あっという間に準備完了のメールが届き、その日のうちに無事にゲットすることができました。
③2枚組で7.44ドル(税抜)という値段で手配ができる
料金の安さも魅力的で、2枚組で7.44ドルという設定になっています。
本格的なフォトスタジオなどで撮影すると、日本でも数千円はしてしまうので、アメリカでこの料金でパスポート写真の手配が出来るのはお得だと思います。
もちろん、他にもこれ以上に安いサービスはあるかと思いますが、他の理由も含めて非常に競争力のある料金だと感じました。
④自宅撮影なのでお気に入りの一枚で手配ができる
これはメリットでもありデメリットでもあるのですが、自分でスマホやデジカメなどを用いて撮影をするので、何度も取り直すことが可能です。
カメラマンに撮ってもらったけど、出来上がった写真が自分の思ったほど写りが良くないということは誰しも経験することだと思いますが、自分で撮影する限りにおいてその心配は不要となり、安心して長く使う写真を撮影することができます。
しかし、自宅撮影は規格通りの写真を撮るのが難しいというデメリットもあります。
しかししかし、Walmart Photoでは、正しい規格のサイズになるようにガイドしてくれる機能があるので、正しく使用すれば誰でも簡単に規格通りの写真を手に入れることが可能です。
⑤【裏技】日本のパスポート用写真も手配ができる
詳細は後ほど記載しますが、上手にやれば一回の注文で米国パスポート用写真と日本国パスポート用写真を一気に手配することが可能です。
これも、自分で手配するからことの大きなメリットの一つかなと思ったので、おまけ程度に挙げておきたいと思います。
赤ちゃんの写真を撮影する際のコツ
実際にWalmart Photoを使う前に、まずは赤ちゃんの写真をセルフで撮影する必要があります。
赤ちゃんの写真撮影は大変と思われがちですが、以下のポイントさえ押さえれば難しいことはありません。
①寝転がった状態で撮影する
腰が座っていない赤ちゃん、特に新生児などは、仰向けに寝転がった状態で撮影することが可能です。
我が家の場合、まだ首も座っていないような赤子状態だったので、白いシーツを敷いたベッドの上に転がして撮影を行いました。
②顔にかかる撮影者の影対策
寝転がらせて撮影する場合、必然的に赤ちゃんを上から撮影をすることになるのですが、天井の照明から伸びる自分の影が赤ちゃんの顔にかかって上手く撮れないということが往々にして発生します。
かといって横からの照明を当てると顔に変な陰影がついてしまい、それはそれでボツになる可能性が非常に高いです。
その場合、以下のページで紹介されているように、「遠くから撮影する」ことによってこの問題を解決することが可能です。
➡ 写真に自分の影を入れない方法。ズームを使う。 | EX-IT
必然的に、赤ちゃんを挟むように仁王立ちになり、上から覗き込むような状態になりますが、本当に影が入らなくなるので是非試してみてください。
③細かいサイズ調整は気にしない
なお、パスポート写真には細かいサイズ要件が定められていますが、撮影の段階では細かいことを気にする必要はありません。
実際に注文する前に、Walmart Photo上で微調整を行うことができるので、ある程度赤ちゃんの顔が真ん中〜真ん中の上の方に写っていればいいくらいの気持ちで大丈夫です。
一方で、サイズ以外の部分(背景色、顔の向きetc.)に関しては、いわゆる修正が禁止されているので、撮影の段階で十分に留意しておく必要があります。
セルフで赤ちゃんの写真を撮影する際に気をつけたいことに関して、こちらに詳しくまとめられているので、参考にするとよいかと思います。
ウォルマートフォトの使い方
使い方は簡単で、以下にざっくりとした流れを画像付きでご紹介しておきます。
※画像は全てWalmart社のウェブサイトから拝借したものになります。
①ウェブサイトにアクセス
まずは、以下のリンクからサービスのトップに飛び、「Create Now」をクリックします。
➡ Passport Photos | Full Photo | Walmart Photo
②撮影した写真をアップロード
次のページで以下のようなポップアップ画面が出てくるので、「Upload Photos」から撮影した写真のアップロードを行います。
③顔のサイズと位置を整える
写真をアップロードしたら、ガイドに合わせて顔のサイズを調整しましょう。
頭のテッペンから顎の先までの顔の長さが、25mm〜35mmに収まっている必要があります。
マウスのスクロールで顔のサイズの微調整、ドラッグアンドドロップで顔の位置の微調整を行い、以下の画像の枠内に収まるようにすれば大丈夫です。
【裏技】日本用パスポート写真も一気に作る方法
ちなみに日本のパスポート用写真は顔の長さが34mm±2mmとなっています。
つまり、外側の枠(35mm)ギリギリで作成すれば、日米両方のパスポート写真に対応したサイズで作ることも可能ですので、もし日本のパスポート用写真も合わせて必要だという場合には、外側の枠を意識して作成すると良いでしょう。
出来上がりは2枚セットなので、一方は米国パスポート用、もう一方は日本国パスポート用とすることで手間と費用を節約できます。
当然出来上がりのサイズは2×2インチですが、在米領事館では(少なくとも在デンバー日本国総領事館では)2×2インチで問題なく受け付けてくれますので、申請先領事館のウェブサイトを確認してみましょう。
写真は、過去6ヶ月以内に無帽、無背景で正面(横向きは不可)から撮影したもの。サイズは縦4.5センチ x 横3.5センチまたは2 x 2インチです。
④支払い手続きを済ませて終了
写真の調整が完了したら、支払いと受け取り方法を選択して注文完了となります。
店舗でピックアップする場合は、出来上がったタイミングでメールの通知が送られてきたと思います。
メールを受け取ったら、店舗の人にパスポート写真を受け取りに来たと伝えれば担当者に繋いでくれるはずです。
まとめ
以上、アメリカで子供を出産した際に必要となる、パスポート写真の簡単な取得方法について解説を行ってきました。
様々な方法がある中で、我々があえてWalmart Photoを選んだ理由を丁寧に解説してきたつもりですが、如何だったでしょうか?
パスポートの申請準備にはそれなりの時間がかかりますので、この記事が同じような状況の皆様のお役に立てることを強く願っております。
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