米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

アーバンライフに別れを告げ、米国のド田舎で大自然に囲まれて暮らす駐在員のブログです。

ページ観光の見どころ!子連れでも行きやすい息を呑む絶景スポットを紹介します。

アリゾナ州といえば、グランドキャニオン国立公園やセドナを含む、アメリカでも屈指の観光名所が集まっています。

その中で、絶対に外してはいけないのがアリゾナ州の北部、ユタ州との境にほど近いページという町です。

ページという名前だけ聞くと耳慣れないかもしれませんが、近隣には「ホースシューベンド」や「アンテロープキャニオン」、「レイクパウエル」といった数多くの観光名所があり、一年を通して観光の中心として賑わっている町です。

今回の記事では、そんなページの見どころや絶景スポットについて、2泊3日の実際の旅行体験を基にご紹介していきたいと思います!

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アリゾナ州ページへのアクセス

①周辺の都市からのアクセス

ツアーを手配せずに個人で訪れる場合、現地での移動手段も含めて考えると車でのアクセスになると思います。

その場合、近隣で全米からのアクセスが容易な空港がある都市は、ネバダ州ラスベガス、ユタ州ソルトレイクシティ、アリゾナ州フェニックスとなり、それぞれ以下の所要時間が必要になります。

  • フェニックス(アリゾナ州)→ページ:約4時間
  • ラスベガス(ネバダ州)→ページ:約5時間
  • ソルトレイクシティ(ユタ州)→ページ:約6時間

②周辺の観光名所からのアクセス

ページはグランドサークルと呼ばれる国立公園や州立公園が多数位置するエリアにあるので、他の観光名所とセットで訪れることも多いと思います。

上記の都市のいずれかからスタートするとして、周辺の有名な観光スポットとの距離感を参考までに記載しておくと以下のような感じです。

  • モニュメントバレー(アリゾナ州):約2時間
  • グランドキャニオン国立公園(アリゾナ州):約2時間半
  • セドナ(アリゾナ州):約3時間
  • ザイオン国立公園(ユタ州):約2時間
  • ブライスキャニオン国立公園(ユタ州):約2時間半

もしもアリゾナ州フェニックスからスタートする場合は、セドナやグランドキャニオン国立公園、ネバダ州やユタ州方面からスタートする場合はザイオン国立公園やブライスキャニオン国立公園といった観光名所にも寄りたいところです。

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絶対に外せないページの見どころ

ページまでのアクセスが決まったところで、ページを訪れるなら必ず拝んでおきたい観光スポットをご紹介していきたいと思います。

①ホースシューベンド

 
 
 
 
 
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旅行好きな方なら一度は目にしたことはあるかもしれない、ページが誇る言わずとしれた超有名観光スポットです。

こんな絶景はどんな僻地にあるんだと思う方もいるかもしれませんが、なんとページの町からは車で僅か10分程度でアクセスすることが可能なのです。

実際には、その駐車場から片道1.2kmの平坦な道を歩いて辿り着くのですが、それでも絶景に辿り着くまでの労力は想像以上に低いといえます。

Tips:駐車場からの道は舗装されていないものの平坦なので、ベビーカーを押して歩いている小さい子連れ家庭もたくさん見かけました。

②アンテロープキャニオン

 
 
 
 
 
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こちらも旅行好きな人なら一度は憧れる、最強の絶景インスタ映えスポットです。

ページにはSlot Canyonと呼ばれる岩の裂け目のような場所が100箇所以上点在しており、それらは原住民のナバホ族によって神聖な場所として厳重に管理されているそうです。

このアンテロープキャニオンは、ナバホ族以外の一般人が立ち入ることのできる数少ないSlot Canyonの一つであり、観光事業は彼らの貴重な収入源にもなっているとナバホ族ツアーガイドから聞きました。

アンテロープキャニオンには、Upper Antelope CanyonとLower Antelope Canyonの2種類があり、どちらも必ずナバホ族が催行するツアーを通す必要があります。

Upper Antelope Canyonは集合場所から更にシャトルバスで移動する必要があり、各自チャイルドシートを持ち込む必要があるという記載を目にしたので、赤ちゃん連れにより優しいとされるLower Antelope Canyonを選びました。

我々は、Dixie's Lower Antelope Canyon Toursというところでツアーを手配しましたが、ガイドのお兄さんが色々な歴史を教えてくれて勉強になりました。

Tips:ベビーカーやベビーキャリア(バックパックの上に子供を座らせるやつ)は不可能なので、一人で歩けない子供を連れて行く場合は抱っこ紐が必須になります。

③レイクパウエル(パウエル湖)

 
 
 
 
 
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レイクパウエルは人工的に作られた巨大なReservoir(貯水池)ですが、その大きさからとても人工的に作られたものとは思えません。

バケーション先としても人気であり、ボートやカヌーなどの水上アクティビティを楽しむことができます。

もしも時間があるのであれば、ボートでレイクパウエルを下る一日がかりのツアーなどがあり、陸路では行けないレインボーブリッジモニュメントのようなスポットを訪れることが可能です。

 
 
 
 
 
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④グレンキャニオンダム

 
 
 
 
 
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A post shared by Michelle Lutke (@naturally_hippie_chick)

その巨大なレイクパウエルの水量を堰き止める、グレンキャニオンダムもページの見どころの一つです。

ページの町から僅か数分のところにその雄姿を一望できる展望台があります。

展望台の隣にはCarl Hyden Visitor Centerがあり、そこではダムにまつわる様々な展示を見ることが可能です。

⑤【おまけ】Fiesta Mexican Family Restaurant

最後に、観光名所ではありませんが、個人的にページ観光で思い出に残っている一幕として、オススメのレストランをご紹介したいと思います。

こちらのレストランはページの町中にあるメキシカンレストランですが、いい意味で個性が際立っていました。

以下の写真は何気なく頼んだマルガリータですが、注目すべきはその大きさです。

一日がかりの観光を終えたあとに飲む本格マルガリータは最高の味がします。

圧倒的な内陸地ということも忘れ、ご飯はSeafood Tostadaを頼んでみましたが、こちらも見かけ倒しではありません。

海鮮の出汁が染みた日本人にとって優しく感じる味は、大きさを忘れるほどの勢いで完食してしまうこと間違いなしです。

帰りにレストランの座席に携帯電話を忘れてきてしまいましたが、すぐに電話で忘れ物確認をしたところ、お店に戻るまで大事に保管していてくれて助かりました。

アリゾナ州ページ観光のベストシーズン

ページ観光のハイシーズンは太陽の高度が高くなる5月〜9月にかけてであり、その理由はUpper Antelope Canyonの「光の柱(Light Beam)」が見れるからかもしれません。

 
 
 
 
 
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A post shared by Elliot McGucken 45EPIC (@elliotmcgucken)

この谷底に射し込む太陽光がスポットライトのように見える神秘的な光景は、限られた季節の中でも更に太陽の高度が高くなる昼間のツアーに限られており、冬の間は見ることができません。

それ故に「人気な季節」は5月〜9月頃になると推測されますが、これはあくまでも光の柱を見る場合に限り、むしろ人の少ない10月〜11月や2月〜3月などが「観光に適した季節」というのが筆者の持論です。

特にLower Antelope Canyonの場合はそもそも光の柱は見れないので、人の少ない季節こそじっくり観光できるのではないかと思います。

かくいう筆者も意を決して2月に訪れましたが、日中は薄手のジャケットで過ごせるくらい暖かくなり、観光客も少なくて谷底で予定の倍以上の時間をかけて写真を撮らせて貰えたりしてラッキーでした。

まとめ

以上、アリゾナ州のページの見どころについて実体験を基にご紹介してきました。

見てわかるとおり、とにかく近隣の主要都市からのアクセスが悪いのですが、その苦労に見合うだけの感動を与えてくれると思います。

実際に、私も過去に様々な国立公園などを訪れてきましたが、ページの雰囲気を含めこの2泊3日の旅行は今まででも指折りの感動体験でした。

ハイキングなども限られるので、子連れでも比較的のんびり楽しく回れるのも好印象で、特に乳幼児を同伴できるという点が推せます。

次の旅行先に悩んでいる人のため、この記事が参考になることを祈っております。

そして、ページ訪問の際は、Fiesta Mexican Family Restaurantも忘れずに!

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