米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

アーバンライフに別れを告げ、米国のド田舎で大自然に囲まれて暮らす駐在員のブログです。

モニュメントバレーの見どころと周辺の観光スポットをご紹介!コロナ禍での制限等に関する注意点も。

グランドキャニオンやセドナなどと並び、日本人に大人気のモニュメントバレー。

かつてハリウッド映画のロケ地に使われたこともあり、毎年数多くの観光客が僻地にも関わらず大挙して押し寄せます。

モニュメントバレーはグランドサークルの中でもより僻地の方にあり、近隣の有名観光スポットからは比較的離れています。

そのため、モニュメントバレー周辺で宿を構える人も多いと思いますが、そうなると近隣のあまり有名でない観光スポットも抑えておきたいところです。

この記事では、実際に筆者が訪れた体験談をベースに、モニュメントバレーの見どころスポットと、その近隣で立ち寄るべき観光スポットについて紹介していきたいと思います。

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モニュメントバレーへのアクセス

①周辺の都市からのアクセス

冒頭に述べた通り、モニュメントバレーは驚くほどの僻地にあり、簡単にはアクセスができません。

最寄りの全米から乗り入れのあるサイズの空港がある都市は、ネバダ州ラスベガス、ユタ州ソルトレイクシティ、アリゾナ州フェニックス、ニューメキシコ州アルバカーキがありますが、以下の通りその全てから平等に遠いのが分かるかと思います。

  • ユタ州ソルトレイクシティから:約6時間半
  • ニューメキシコ州アルバカーキから:約5時間半
  • アリゾナ州フェニックスから:約5時間半
  • ネバダ州ラスベガスから:約7時間

アメリカ在住で今まで無鉄砲な距離のドライブを数多くこなしてきた筆者からしても、どの都市からも日帰りは難しいと判断せざるを得ない距離感ですので、モニュメントバレー以外の見どころも一緒に回りたいところです。

②周辺の観光名所からのアクセス

グランドサークルの有名観光スポットからモニュメントバレーへ足を伸ばす場合、以下のような場所からであれば抱き合わせて回ることも不可能ではないかもしれません。

  • ページ(ホースシューベンド、アンテロープキャニオン等)
  • モアブ(アーチーズ国立公園、キャニオンランズ国立公園等)
  • メサヴェルデ国立公園
  • グランドキャニオン国立公園

上記記載の場所からであれば、モニュメントバレーまで車で2〜3時間程度で行くことが可能です。

モニュメントバレー観光の見どころ

モニュメントバレー観光は大きく分けて、内部と外部に分けて考えます。

ここでいう内部とは入場料払って観光するエリアであり、外部というのはそれ以外の場所を指します。

モニュメントバレー内部の観光スポット

まずは、モニュメントバレーの内部の観光スポットについて紹介をしていきたいと思います。

①Monument Valley Tribal Visitor Center

入場料を払って一番最初に見えてくるのが、こちらのビジターセンターです。

ビジターセンターにはギフトショップが併設されており、お土産などを購入することが可能ですが、まず目を奪われるのは、そのビジターセンターから見えるモニュメントバレーのパノラマ風景です。

「バレー」という名の通り、谷底に広がるのモニュメントバレーの全景を楽しむことができ、写真では伝わらないと確信するほど息を呑む絶景でした。

②Valley Drive (Scnenic Drive)

ビジターセンターから実際に谷底に下りて目近でモニュメントバレーをドライブすることができるのが、このバレードライブです。

以下のマップの通り、ビジターセンターを起点にぐるりと谷底を一周するドライブルートになっており、公式な案内では目安となる所要時間は約2時間と言われています。

道中には11箇所の見どころスポットがあり、入場時に貰える地図で確認することができますが、中でも有名な撮影スポットは以下のところです。

  • John Ford Point
  • Three Sisters

特に、ジョン・フォード・ポイントは、西部劇の映画監督であるジョン・フォードがロケ地として好んで使っていたことにちなんで名付けられた歴史のある場所であり、ネット上で写真を探してみると感慨深いものがあるかもしれません。

コロナ禍の観光における注意点

ちなみに、昨今のコロナ禍でバレードライブに入るには台数制限が設けられております。

私が訪れた際は25台しか同時に滞在できないという制限があり(※2022年3月末時点)、エントランスには行列ができておりました。

モニュメントバレーの営業時間は16時までとなっていますが、列の長さによっては入場を断られる可能性があるため、昼過ぎに到着する場合は入れない可能性も念頭に入れておきましょう。

また、入場の際はマスクの着用が必須ですので、アメリカでのマスク着用義務が緩くなってきているからといって油断しないようにしましょう。

モニュメントバレー外部の観光スポット

続いては、モニュメントバレー周辺の見所スポットを紹介していきたいと思います。

①Forrest Gump Point

ここは、映画『フォレスト・ガンプ』のロケ地として使われ、実際のマップ上にもフォレスト・ガンプ・ポイントとして登録されています。

映画の中で、主人公のフォレスト青年が3年2ヶ月14日と16時間に渡ってアメリカ中を走るシーンがあるのですが、その最後のシーンと同じ風景を見ることができます。

当の映画を見たことはある人は、非常に印象的なシーンなので覚えているかもしれません。

ここからの朝日や夕日も有名ですが、昼を過ぎると逆光気味になってしまうため、きれいなポートレート写真を撮りたい方は、朝の時間帯に訪れるのが吉です。

②Goosenecks State Park

こちらのグースネックス州立公園は、モニュメントバレーのビジターセンターから車で約40分の距離にあり、サンフアン川が激しく蛇行する様子を見下ろすことができる絶景スポットです。

先程のフォレスト・ガンプ・ポイントとは異なり、完全にモニュメントバレーとは切り離された観光スポットです。

似たようなところで、アリゾナ州ページのホースシューベンドがありますが、ホースシューベンドに比べると非常にマイナーなので観光客もほとんどいない穴場スポットです。

ホースシューベンドを含むアリゾナ州ページの観光に関しては以下の記事にまとめておりますので、是非合わせてご覧下さい。

➡ ページ観光の見どころ!子連れでも行きやすい息を呑む絶景スポットを紹介します。 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ

③Four Corners Monument

フォーコーナーズ記念碑は、モニュメントバレーから約1時間半のところにある、知る人ぞ知る超マイナーな観光スポットです。

「フォーコーナーズ」という名が示す通り、ユタ州・コロラド州、アリゾナ州、ニューメキシコ州の州境が交わるポイントを示すようになっており、観光客はお互い別々の州に立って写真を撮ったり、それぞれの州を高速で反復横跳びすることができます。

この場所は、ドラマ『ブレイキング・バッド』のロケ地にもなっており、もしかしたら記憶の片隅に残っている人もいるかもしれません。

観たことがない人のために、以下に公式が公開している該当シーンを貼り付けておきます。

アメリカ人でも訪れたということをほとんど聞かない非常にマイナーな場所ですが、モニュメントバレーから足を伸ばせないこともない距離にあるので、是非訪れておきたいスポットとして紹介させていただきました。

モニュメントバレー観光のベストシーズン

一般的にはモニュメントバレーのベストシーズンは春〜秋にかけて、特に春と秋の涼しい季節がベストシーズンと言われています。

真夏になるとこの辺は地獄の釜の蓋が開いたかのような暑さになることは容易に想像がつきます。

一方で真冬は非常に寒く、平均最低気温はマイナスを記録するような典型的な砂漠の気候であり、やはり訪れるなら気候の良い時期を選ぶのがいいかと思います。

しかし、冬は冬で、冠雪したモニュメントバレーもそのコントラストが美しく、混雑も少ない冬は実は狙い目なのではないかと筆者は考えております。

まとめ

以上、モニュメントバレー観光について、内部と外部に分けてそれぞれの見どころをご紹介してきました。

数々の映画の舞台となり、日本ではまず見ることのできない壮大な自然を楽しめるので、立ち寄れるチャンスがあれば是非立ち寄りたいところですね。

他のランドスケープに比べて孤立してはいるものの、周辺にも意外と見どころがあるというのはご紹介した通りで、上手くスケジュールを組むことができればきっと満足の行く旅行になると思います。

 

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