以前別の記事で、Charles Schwab(チャールズシュワブ)の証券口座の開設方法について解説しました。
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しかし、ボーナス欲しさに勢いで証券口座を作ったものの、ただでさえよく分からない株式取引を英語で行うのは不安です。
正しく取引できるのか、どんな費用が発生するのか、日本のように投資信託の積立設定ができるのか等々、投資をスタートするに当たって疑問がたくさん浮かんでくると思います。
筆者もよく分からないなりに手探りで運用を始めて約一年が経過し、少しずつ運用金額も増え、米国株相場の追い風を受けて運用益も膨らんできました。
今回の記事では、チャールズシュワブの口座開設後、実際に米国投資信託を購入し、積立設定をするまでのステップを解説していきたいと思います。
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取引の元手となる資金の入金方法
まず最初に、株式の売買を行うための元手となる資金をチャールズシュワブの証券口座に入金する必要があります。
多くの場合、ボーナス目当てで口座開設時に相応の金額を入金していると思いますが、追加で資金を投入する際も同様に以下の手順で入金することが可能です。
他の銀行口座から資金移動
まずはトップページから、Accounts > Transfers&Payments > Online Transfersと辿っていきましょう。
すると、以下のような、どの口座からどの口座へ資金を移動させたいかを選択する画面が登場するはずです。
今回はチャールズシュワブの証券口座への入金となるので、Fromの欄では預金の入っている外部の銀行口座を選択し、Toでは証券口座を選択します。
筆者は今回に限って、チェースから資金を入金したいのですが、External Accountsの一覧にチェースが見当たりません。
このようにExternal Accountsの一覧に、送金元となる銀行口座が見当たらない場合は、Add External Accountから新しく紐づけることが可能です。
Add External Account > Link an External Accountから、送金元となる銀行(今回はチェース)を選択。
オンラインバンキング用のログイン情報を求められるので、ログイン情報を入力していきます。
この時、銀行によってはSMSやEmail等での認証を求められることがあります。
ログイン情報が正しく認証されると新しい口座情報の紐づけが完了し、最初の画面でチェースが選択できるようになっています。
あとは、今回入金したい金額を入力するだけですが、Frequencyを変えて、毎月自動的に資金を入金させる設定も可能です。
例えば、投資信託の積み立てなどで毎月一定額が必要だが、ギリギリまで金利の高いSavings口座に資金を寝かせておきたいという場合は是非活用しましょう。
以上で、取引の第一歩となる資金の入金作業は完了となり、実際に資金がチャールズシュワブの証券口座に着金すれば米国株式の売買が可能となります。
Mutual Fund(投資信託)の売買の流れ
入金が完了すれば、晴れて米国株式の売買を始めることができます。
早速、今回の記事の主旨である投資信託の購入について解説していきたいと思いますが、躓きポイントを以下のように大きく分けてそれぞれ解説していきたと思います。
投資したいファンドを探す
投資信託を購入するにあたって、投資したいと思える投資信託を探す必要があります。
最初にして最大の壁であり、投資の結果を大きく左右するものなので慎重に選びたいところですが、素人である私の解説より有益な情報が幾らでもネット上に転がっているので割愛させていただきます。
アマチュアの私たちがしないといけないことは、手持ちの資金をどう運用したいか自問することであり、その結果に沿ったオススメの銘柄などはネットで調べれば出てきます。
Mutual Fund(投資信託)がオススメな理由
他所のウェブサイトで比較検討され尽くしたような話は意味がないと思うので、筆者が口座開設後に投資信託への投資を選んだ理由を根拠にオススメと思う理由を挙げたいと思います。
- 小額から購入できる
- 積立設定をすることができる
- 自分での運用に自信がない
小額から購入できる
株式やETF(上場投資信託)などは、購入単位が一口単位(数百ドル〜数千ドル)になるため、小分けに投資していくのが難しくなります。
今回は234ドルで買えたけど、後日更に買い増そうとしたときには値上がりしていて345ドルになっていて手が出ないということも考えられます。
一方、投資信託の場合は金額を指定して買うことができ、ファンドによっては1ドルから投資信託を購入することが可能です。
現状、投資に回すお金を大幅に増やす予定はないため、小額から投資できる投資信託は筆者にとって魅力的でした。
積立設定をすることができる
恐らくこのページを見ている方々は、専業のトレーダーを目指しているわけではなく、資産形成の一環としての長期投資を目的としている方々でしょう。
考えるまでもないですが、我々素人の場合、売り時や買い時を見極めるなんて芸当はまず不可能です。
長期投資であれば、ドルコスト平均法のメリットを享受するために、資金を分散して小額ずつ投資していくのが効果的であり、毎月機械的に購入してくれる積立設定ができるのは非常に有り難いと感じました。
自分での運用に自信がない
投資信託はプロにお金を預けて運用してもらうわけなので、自分での運用に自信がない、或いはそんな勉強する時間がない我々素人にはうってつけの投資手段と言えます。
もちろん、投資信託によっては経済指標にほぼ連動するだけのインデックス投資信託もあり、必ずしも劇的に運用成績に差が出るわけではありません。
しかし、プロが厳選したポートフォリオをアクティブに運用している投資信託などは費用もそれなりにかかりますが、それと私がない知恵を振り絞って運用するのでは大きな違いが出ると思いました。
チャールズシュワブで投資信託を購入する方法
買いたい投資信託が決まったら、次は実際に購入となります。
チャールズシュワブはUIが英語で戸惑いますが、以下の手順で購入することが可能です。
1.取引画面にアクセスしてファンドを選択する
メンバーサイトから、Trade > Mutual Fundsと進むと、以下の取引画面が表示されます(PC版)。
株式と同様(AppleはAAPL、GoogleはGOOGL等)に、投資信託にもSymbolがあり、上記の画面では投資信託の名前かSymbolを用いて買いたい銘柄を指定することができます。
2.購入金額と再投資方法を選択する
Continueをクリックして次の画面に行くと、購入金額と分配金の再投資の方法について選ぶことができます。
購入金額についての補足
投資信託によって最低購入金額が異なり、Amount in Dollarsの欄に書いてあるMinimum以上の金額を入力する必要があります。
もしあまりにも高いようであれば、同じようなポートフォリオの別の投資信託を探すことで、最低購入金額を抑えることができます。
例えば、S&P 500のインデックスに連動している以下の似たような投資信託をチャールズシュワブで購入する場合、(初回の)最低購入金額が大きく異なります。
- SWPPX : Minimum = $1
- FXAIX : Minimum = $2,500 + Transaction Fee
- VFINX : Minimum = $3,000 + Transaction Fee
- SVSPX : Minimum = $2,500 + Transaction Fee
また、上記2~4のように、購入時にTransaction Fee(初回のみ49.95ドル)が必要なものもあるので、なんとなく欲しいものがあって以下の画像のような選択肢が出てきた場合は、一度立ち止まって他に手数料のかからない似たような投資信託がないかを探してみると良いかもしれません。
再投資についての補足
配当金の再投資については自分の好きにすればいいと思いますが、筆者は長期投資を目的としているため、再投資に回しています。
Dividends and Capital Gains ➡ 分配金で同じ投信を自動で買い増す設定
Capital Gains only ➡ 分配金は現金として受取設定
それぞれにメリットとデメリットに関しては、以下の記事が分かりやすかったので念のため共有させて頂きたいと思います。
➡ 投資信託分配金の再投資と受取とは?メリットとデメリットを比較
3.購入内容をレビューする
次の画面にいくと、取引の最終内容を確認することができるので、内容に誤りがないかを入念に確認しましょう。
4.購入完了!
上記の画面でPlace Orderをクリックすると、晴れて投資信託の購入が完了です。
購入した投資信託の自動積立設定をする
投資信託の購入が完了したら、自動積立設定を行うことが可能となります。
日本の証券口座では、購入時に自動積立設定を行うことが可能ですが、チャールズシュワブの場合は購入後に別途手続きを行う必要があります。
メンバーサイトから、Trade > Mutual Fundsと進み、先ほどの購入画面の横っちょにあるAutomatic Investingから設定を行います。
※筆者が試したところ、アプリからは積立設定のボタンが表示されなかったので、もしかしたらPCからしか設定できないのかもしれません!
次の画面で、保有している投資信託の一覧が表示されるので、自動積立設定をしたいものを選び、毎回の積立金額と自動積立の頻度を選ぶだけでOKです。
ここで設定した積立内容はあとから自由に変更することができるので、それほど神経質になる必要はありません。
さて、ここまでくれば、チャールズシュワブ証券口座の開設から投資資金の入金、投資信託の購入、自動積立設定までの一連の流れをマスターすることができているはずだと思います!
あとは、買った銘柄が上昇気流に乗ってどこまでも上がっていくことを祈りましょう。
尚、売買に伴って発生した損益は確定申告が必要になりますので、なんか不安だという方は以下の記事も合わせてご覧ください。
➡ 【米国確定申告】株式投資で発生した売買損益は毎年必ず申告しましょう【チャールズシュワブ】 - 米国の僻地で暮らす駐在員のブログ
おわりに
以上、チャールズシュワブ証券を開設したものの、その後のどうすればいいか分からないという方々向けに、実際にMutual Fund(投資信託)を購入し、積立設定をするまでのステップを解説してきました。
積立設定の仕方など日本とは異なる部分もあり、今までに自分自身が手探りでやってきたことをまとめる意味で書き始めましたが、この記事が少しでも皆様のお役に立つことがあれば幸いでございます。
こちらの記事もどうぞ
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